ハワイイ島紀行 8/26 その2

 ヒロの町は、日本に暮らすものにとって懐かしさや親近感を抱かせるところだ、
と聞いていた。

 ダウンタウンと空港、そして住宅地のどれもが隣接し、小さくコンパクトにまとまった
町は、マウナケア山のゆったりと延びた裾野と穏やかな弧を描いたヒロ湾の間に位置する。

 早々に空港とダウンタウンの間にあるホテルHilo Seaside Hotelにチェックインをすませ
ダウンタウンへ。

 言われの通りノスタルジックな建物が並びや、日系ルーツを感じさせる様々なものが
郷愁を誘ってくる。パドルストアのHilo Bay Paddlerをのぞき、カヌー関連の商品よりも
先にサーフポイントの情報を確認。

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 そのダウンタウンから北へと車を走らせると、漢字を刻んだ縦長の墓標がずらりと並ぶ
墓地が斜面に広がっていた。その瞬間、同時に想い描いたことが、昨年日本への航海を
行ったホクレア号のことだった。ホクレア号の日本への訪問の目的は、今のハワイイを形
づくった日系移民の故郷への表敬訪問でもあった。火山灰の土地を苦労して開墾した人も
少なくなかっただろう。日本からの移住者たちの存在とともにハワイイの近現代の歴史も
あるものなのだ。
 
 その墓地から程なくあるポイントHonoliiは、舞台装置としては完璧なまでのサーファー
にとっての桃源郷のようなロケーションだった。
 たわわに溢れた緑の谷間から抜けたリバーマウスの前には、両側にレギュラー、レフト
の波がジェントルにブレイクし、きまり良く波に乗るサーファーの姿が並ぶ。
一見、閉鎖的になっても不思議ないような場にも見えるが、ちょっと混雑したポイントへ
入っていくと、見事にいい空気感が漂っている。
 レベル、年齢、そして道具もロング、ショート、フィッシュ、SUP、BBと驚くほどに
多様であった。一番奥から一番いい波に乗っていた誰にでも顔がきいいていたローカルと
思しきハワイアンが使用していたのは、ブルーのソフトボード・・・モノには頼らず、
「波に乗ることを、その周囲の人とともにサーフィンを楽しむ」という雰囲気が最高でした。

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comments

アロハ??

皆さん、お元気ですかぁ?
ついに、BEACHのアウトリガーカヌー・アイドル軍団、ハワイ上陸ですねっ!レースはまだですか?どきどきわくわく・・・緊張します・・・
どうかどうか、無事にゴールしますように。

ついしん
私はハワイの夕日とココナッツの甘い香りが大好きですっ。

  • いまい。 [TypeKey Profile Page]
  • 2008年08月28日 21:48

いまい。さん>応援ありがとうございます!
一歩一歩レースに近づくなく、
毎日新たなクルーが到着しています!
コナは夕日の素晴らしいところ、ゴール後の味わいを
楽しめるように皆でがんばります!

  • ながいたくみ [TypeKey Profile Page]
  • 2008年08月29日 18:58

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